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第18回世界選手権 in FRANCE 8日目

この日も大会のメインテイクオフ、モーランベール。またグライダー担いで歩かなくてはいけません。チームリーダーのN島さんが私とKパさまとH川さんの重り合計40kgほどを運んでくれました。グライダーは担ぐというよりは腰を折り曲げて背中に乗せて運ぶ、みたいな折れ曲がりスタイルで、山道をエッチらおっちら進んでいたら、今日はブラジルのラファエロさんが8kgほどある赤いバッグを持ってくれました。ありがたや〜。

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コンディションは前日とほぼ同じ、雲底2000mほど、午後には山の方で雨、とのことで山超えのアネシー方向へは前日より手前で折り返し、本部のある谷を行ったり来たりする少し長めの78キロタスクとなりました。
このテイクオフ、リッジ面が風を正面から受けていないのでスカーっと上がらず大混雑することで有名ですが今日もまた大渋滞。みんなで邪魔し合ってるような感じでスタートギリギリまで上がれませんでしたが、15分前にようやく雲底へ続くエスカレータに乗れました。雲上人たちは雲にまみれて飛んでいます、と無線が騒がしくなり、横を見ると2機が絡んだ状態で落ちていきます。またー?!雲に入って空中接触してしまったようです。でもレスキュー3個開いてふんわりランディングしたそうで、二人とも怪我はなかったそうです。よかったですね。
さてレース。バッチリな高さでスタート。空域も荒れていないので今日はアクセル全開で集団について行けました。見切り良く、コースどりも良くて、アネシー方向の岩盤地帯を先頭集団30人くらいの最後尾を追走します。めちゃ調子いい!折り返して本部のある谷へリターン、次のターンポイントのあたりの上がりは今一つのようです、なので少しアクセルを緩めて高度を維持しながら突入、上がりは弱く集団はバラけました。左の風を受けているリッジ面か、右のリーサイドサーマルか・・・リーサイドサーマルで上げてるグループの方がいい上がりに見えたのでそこに突っ込むことにしました。

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が・・・やってしまいました。3人ほどで突っ込んでいったのですが、私だけあれよあれよと下がり、そのサーマルに乗れず谷の中に。なまじ調子が良かったので過信してしまったというか魔が刺したというか、普通だったら安全策で行くはずなのに賭けに近いリーサイドサーマルを選択してしまい、失敗したのでした。アーレーってな感じで谷底に吸い込まれていったのですが、最後に変なぐちゃぐちゃサーマルヒット!よーしっ頑張るか!っと半周回して超えてきた山に向き直ったところ、青いBーメランがリーサイドの風にやられて山に吸い込まれるところ見てしまい戦意喪失、安全にランディングすることにしました。奥に見える、三角の山に青い花が咲いています。
その後、次のターンポイントに付近が大雨だったようでタスクはストップとなりました。日本人チームは私以外にも2人途中降機。最後まで生き残っていたKパさまは大雨にあたりずぶ濡れになったそうです。そして雨のせいで1機落ちてしまったそうです。安全に濡れずに降りれたのでよしとします。。。

女子4位も危うい成績はこちら。。。

毎日事件が起きすぎです。山に落ちた人は15人、150人参加しているので10%です。コンディションは普通のフランスでそんなに激しいわけではありません。雲中飛行して接触して落ちたり、大雨の中飛んで落ちたりって、世界選手権に参加する選手がすることじゃないですよね・・・何やら色々大紛糾してるみたい。我々は、とにかく安全大優先で頑張りたいと思います。。。
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平木啓子

☆フィールドプロ 
 アウトドア事業部 所属
☆パラグライダー選手として
 世界各地の大会で奮戦中
☆2009年、2013年 
 ワールドカップ
 女子世界チャンピオン
☆北海道出身
☆茨城県在住