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平木啓子の奮戦記

大会の様子やイベント事など、平木啓子とパラグライダーにまつわるお話を更新予定!

第18回世界選手権 in FRANCE 2日目

朝から快晴です。2日目のテイクオフはメイン会場のモーランベール、ここは車を降りてからザックを担いでしばらく歩かなくてはなりません。めちゃしんどいです。でもチームリーダーのN島さんとサポートで来てくれてるJ子ちゃんが重りなどを分担して持っていってくれてかなり助かってます。ありがとー。
14時頃からバレーウインドが強くなり夕方には雷雨予報、早めにレースを終わらせようと言うことで、ノミナルディスタンス(成立したら満点が付く距離)60kmギリギリの60.1kmタスクが組まれました。
いやー、痺れるコンディションでした。まずスタートまでは雲でフタされているので斜面と雲の間の狭い荒れた空域で150機でウヨウヨ1時間待ちました。ようやくレースが始まりここから抜けられると一安心したのも束の間、2番目のターンポイントのあたりは激あれのリーサイド。めちゃくちゃな突き上げサーマルに必死に捻じ込みますが、少しでも外れようものならバヒューと下がったり、バッシャーンと翼が無くなったり。。。一緒に回してたグライダーが急に向きを変えて(変えられて?)正面から突っ込んできたりとおおわらわでした。ここはいちゃいけない所だ、、、と判断し(と言うか逃げ出して)低めながら離脱して谷渡りを開始しました。谷の向こうは低いこんもりした尾根で木に覆われていて穏やかそうに見えました。ところが・・・

20230523_1.png
無事対岸についたものの、もう強めのバレーウインドが入り始めたようで、尾根より低いの斜面ぞいは風が舐めているようで上がったり下がったりアップアップ。でもアクセルを踏んでいないと時にバックしてしまうので斜面ギリギリながら踏み続けます。ようやく風を受けてるボール状の地形のところでしばしリッジソアリングしていたら、LEVEL3コールが頻繁に入り出し、やがてタスクストップとなりました。ゴール近くで飛んでいたので、一目散にランディングへ。上空から見てると屈強そうな男子選手も着地後に吹き飛ばされているので、ここはタンデムで培った、地上にいる助けてくれそうな人の側にランディングするテクを活用し、助けてねアピールしながら近づいていったら、N島さんが駆け寄ってきて助けてくれました。またまたありがとうございます。

結果はこちらから!

イマイチな順位でしたが、途中ストップになって高い点数がつかなかったのでまだ高順位をキープしています。
まだまだ長丁場、安全に頑張りたいと思います!
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プロフィール

平木啓子

Author:平木啓子
☆スカイ朝霧パラグライダー
 スクールインストラクター
☆パラグライダー選手として
 世界各地の大会で奮戦中
☆2009年、2013年 
 ワールドカップ
 女子世界チャンピオン
☆北海道出身
☆静岡県在住

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