12月19日の深夜1時発、ANAのメキシコシティから成田への直航便に乗って無事帰国しました。14時間の飛行、直航便は楽で早いですねー。これがブラジルだったりコロンビアだったりしたら、乗り継ぎ3回・40時間オーバーだったりしますから。あっちゅうまに着いた感じです。

バジェ・デ・ブラボーの街並み。つい3日目までこの街にいたんだなぁ、と感慨深いです。怪我せず帰れたこと、いい成績が獲れたこと、日本とメキシコの神様に感謝です。

帰りの高速のSAで朝ごはん。日本食、安くてめっちゃ美味い!小さなSAの食堂でも本当に美味しいです。日本はいいですねえ。

女子2位のトロフィーは皿です。またまた皿です・・・3大会連続で皿を頂いています。世界的に皿ブーム到来中なのかしら?
帰国翌日から、しっかりスカイ朝霧で働いてます。日本はご飯おいしいし、お風呂にもどっぷり疲れて極楽極楽なんですが・・・朝霧寒い・・・バジェの夜もダウンを着なくちゃいけなかったんだけど、比較にならない。もう本格的冬ですね。体調崩さないよう気をつけて、年末年始を頑張りたいと思います!スカイ朝霧は、年末年始も休まず営業していますので、皆さん、遊びにきてくださいませ!!
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いよいよ最終日。10タスク目は最終日で夜に表彰式もあるということで、サービスタスクの短め75キロとなりました。コースは散々今まで飛んできたエリアをぐるっと1周して湖畔のゴールに戻ってくるものです。
さてスタート、怖い怖いホットスポット辺りで待たなくちゃいけないのかとビクビクしていましたが、40分前辺りから集団が動き始めました。スタートの円を南方向に回り込んで次のターンポイントに近いところからスタートする作戦のようです。ホットスポットからは10キロ以上離れている場所なので、スタートに間に合わなかった選手も多くいたようで悠々待ていーい位置でスタートが切れました。そしてファーストターンポイントを折り返す頃には最も高い位置に君臨(50m以上他機よりも上でした)、前から3・4番手辺りを快走することとなりました!いやーこんな経験始めてです。最終日は成績よりも安全第一で・・・なんて飛ぶ前は考えていたんですが、もうこうなっちゃったら行くしかないです。それにコンディションはかつてないほど穏やか、アクセル全開レースとなりました。やがてコース取りが悪くて集団に飲み込まれてしましたが、終始トップ集団と一緒に動きながら最後のESに向かいました。

ESに向かう前、いい上げを無視して山に突入しましたが、アゲンストに向かう林の上でいい当たりに遭遇しません。「無理しないって誓ったのにゴメンなさい。林チンは許してください!」と神様にお願いしながら、木の上ギリギリを通過、もうダメかもというところで、ようやくサーマルに当たりました。ふぅう。メキシコの神様ありがとうございます。。。無事ESを切って、最後はしっかり上げ直して、ゴールすることができました。よかったぁ。

最後のゴールへの道は、なんと世界一のオノランさまと併走。こんないいポジションは中々ありません。

ロゴ入りENZO3ちゃん、素敵すぎます。本当によく飛びます。2日前にサブマリンちゃんの足下がりを直してからは、相乗効果でグライドのパフォーマンスが一気にアップした感じがする、とコパ様に言っていただきました。

次々とパイロットが落ちて参加者が減っていくサバイバルゲームのような荒れた大会、なんとか生き残って女子2位となりました!スーパーファイナルでは久しぶりの表彰台です!上位だった二人が怪我でリタイアとなりジャンプアップした感があり、ちと複雑な気持ちですが、最終日3日間の間に女子トップゴールを2回決められたので、まだまだ一線で戦えるかなという感触は得ることができました。まずは共に戦ったENZO3ちゃんとマリンちゃんに感謝、スポンサー様に感謝、そして応援してくださいました日本の皆様に感謝です。ありがとうございました!
1位 コンスタンス(フランス)
2位 平木(日本)
3位 ヤエル(スイス)

総合表彰です。
1位 オノラン(フランス)
2位 フィリップ(ドイツ)
3位 バプティスト(フランス)
トップ10中、7位を除いてみんなマリンちゃん。やっぱマリンちゃんはすごいんですね。
総合でも40位の上出来な成績はこちらから!みなさん、応援ありがとうございました。
これから最後まで気を抜かずに日本に帰ります!
10日目のこの日も快晴。前日と同じようなコンディションで上空の風は弱いが、3000mあたりに強い逆転層があり、上昇率もそう良くはないとのこと。でもコンバージェンスラインはそこかしこにできるし、どのエリアでも上昇は期待できるとのことで、102.6キロタスクが組まれました。4000m超えの火山の方に行くタスク、3000m以上上がっても地面はすぐそこです。確か過去に降りたことがあって、高山病になったような・・・慎重に行こうと決めました。

2009年にW杯の年間勝者を決める方式がスーパーファイナル制になりました。その年に出場していて今回もこの大会に出ている選手を集めて記念撮影です。(聖子ちゃんは肩の痛み(怪我ではありません)でお休みでした)私はこの初代女子チャンピオーんです!えっへん!私を含めみんなお年を召してるので、前段の屈む姿勢は膝が痛いからいやだ、とか言って前に来ようとしない選手多数でした。年が経つのは早いですねー。
さてレース。この日のスタートはスタートの4キロくらい離れた地点から、スタート時間にピッタリ合うように一斉にスタート。もう120機が一直線に進む様は壮観でした。でもぉ、最初のサーマルは案の定大混乱。先に行こうとする人、回そうとする人でぐっちゃぐちゃです。左回り右回りは、ブリーフィングで最初に回した人の旋回方向に合わせろ!(常識ですよね)と口を酸っぱくして言っていたので、その混乱はなかったですが、それだとしても私には無理。人を避けて右往左往しているうちに徐々に遅れ始めました。得意?の後ろで高く上げて追尾するパターンに切り替えました。その後、高山に行く途中の大して上がらない岩盤リッジも大混雑している模様、危ない危ない無理無理、と思い、突っ込まずに手前で高く上げて安全策で進みました。何度かグループから溢れて降りそうになりましたが、なんとか上げ直して最後のスピードセクションへ。もう日が傾き始めていて周りには数人しかいませんでしたが、フランス人の超上手なパイロットのピエールレミさんに導かれてなんとかゴールにたどり着きましたぁ。良かった。

久しぶりの湖畔ランディングです。
テクオフ前、フライト中の選手の無変調が入っていて、バリオの音とかうるさかったので無線のボリュームを絞ってました。小さくしすぎていたようで今日は無線がやけに静かだな、なんて思ってたら、この日は4件くらいレスキューがあったそうで、かなり無線のやりとりがあったそうです。自分が飛んだルートというか高さは、落ちるようなコンディションではなかったんですが、低く突っ込んだりリーサイドの岩盤で密集したりの場所ではかなり危険だったそうです。安全策で大正解でした。

メンズがゴール写真撮ってくれました。ありがとう!

やれやれ100キロ飛んで疲れたー、早く装備おろしたーい、と思ってるのに大会カメラマンが、フル装備の写真が撮りたいのでそのままで、と寄ってきました。うううー、まじか。。。しょうがありません、サービスしなくちゃですね。

マリンちゃんのお話ばかりでしたが、おにゅうENZO3ちゃんやばいです。めちゃ飛びます。縫い込みロゴ入りのグライダーはよく飛ぶ、という都市伝説は真実かもしれません。バラストたくさん持てないのでやや軽めの97キロで飛んでるんですが、M族にも引けを取らない感じです。うーん素敵!
素直に上位を喜べない成績はこちらからリタイヤする女子選手多数。あと1日、安全最優先で頑張ります!

9日目も快晴!飛べない日が想像できないくらい毎日晴れて乾燥していて寒暖差が大きいです。この日のタスクは、定番のテイクオフより西側を北に行ったり南に行ったり。ゴールはテイクオフ下のランディングで、94キロタスクとなりました。
コンディションはよかったですー。減率があまり良くなかったのか、上がりが今一つでスタート前も激しい突き上げがあまりなく、スタート待ちの場所もホットスポットから離れたスリーキングスで集団はそれなりにバラけており、いい位置でスタートを切ることができました。その後、先頭集団の中盤ぐらいの位置で推移、もう少し上げてから次に進みたいなーと思いつつも集団から離れるのが嫌で、上げずに前に前に突っ込んでいく先頭集団と一緒に進みました。ダラダラっと低い尾根を舐めるように進みます。やな雰囲気。45キロくらい進んだところで、ちょっと高かった集団は尾根を右に、低い集団は左手の平野にこぼれました。ここでだーいスタックです。平野にこぼれた組にH川さんも。みんなで右往左往弱いサーマルにしがみつきましたが、10人ほどあえなくランディングしてしまいました。私はこのグループの中で50mほど高かったので、ちぎれちぎれのサーマルを拾い集めねーばねーばグールグール。このシチュエーション、自分は得意に違いない、と言い聞かせ大汗かきながら(マリンちゃんは暑さに弱いです)耐えました。やがて徐々に高度をあげることができ、しっかりしたサーマルとなり大復活したのでした。やったー!
その後は、強いサーマルではきっちり最後まで上げて進んでいったら、先々にスタックしていた小グループが低くいて、その上に被せて楽々進むことができ、無事ゴールにたどり着きました。

エルぺニョーんをバックにゴール写真。よかったぁ。久々のゴールです!
この岩の右手にテクオフがあり、飛び立って高度を稼いだらこの岩を経由してホットスポットと言われる恐怖のアゲアゲエリアに向かいます。恐ろしげな岩でしょ?

ゴールからの帰り、街に入る道が大渋滞で、40分くらいでつくところが2時間かかりました。何かと思ったら、町ではクリスマスイベントの大パレードが開催されており、長い行列と大勢の人、メイン道路は封鎖中でした。クリスマスまでまだ日があるけど??とはいえなんとも楽しそう。前の日曜日にも賛美歌か何かを歌いながら大勢の人が歩いていたし、4日目前に降りた山奥の村も今日はお祭りだって言ってた(月曜日なのに?って思った)。花火もしょっちゅう上がっているし、なんだかみんな毎日楽しそうです。でも朝早くから道路工事やら店の前の掃除やら、人々は一生懸命働いていて、陽気だけど勤勉、敬虔なクリスチャン、親切だけどグイグイこない、というような感じで、今回メキシコ人のイメージが格段にアップしました。
ついに女子トップゴールできました!残り2日。安全に慎重にでも大胆に頑張ります!

休息日を経て、いよいよ後半戦が始まりました。休息日は、GPSの配置をあれこれしたり、マリンちゃんの設定をプチ変更したりしてゆっくりしました。8日目のタスクは120キロ!タスク前半はいつものようにテイクオフより南側をあちこち行き、最後にバジェの湖より北に行き、別の湖の近くにゴールというものでした。バジェの湖より北は標高が高く(2500m〜3000m)、低くなったら(といっても2500m以上)風が強くて上がらないので注意です、とブリーフィンングで言っていました。
さてレース、またまた怖ーいコンディションでスタートです。私は早めに出たからよかったのですが、後からはテイクオフ周りは激アレだったようで「テイクオフ周りにいるな!どこかに行けー!」みたいな無線が入ってたようです。スタート後もそれなりです。3キングと呼ばれるリッジ沿いでコパ様の大潰れからのあわや餃子!を目撃してしまい、かなりヒヨヒヨになりましたが、南に向かうレグは平和でアクセルガンぶみして先頭集団と進みました。その後荒れてるようなしょぼいようなコンディションをなんとか乗り切り、最後のポイント近くまでいいポジションで来ました。あと少し・・・
最後のターンポイントをとりいよいよファイナルグライド。でももうちょっと上げないとゴールに届きません。先頭グループが上げてるところに向かいます。が、アレよアレよと降下、下層は風が強く激アレです。そう言えばブリーフィングで低くなったら上げられないって言ってたな、と思い出しながら必死のコントロールをするも虚しくランディングです。。。がっくし。

ゴールまであと2.5キロ。110キロ以上飛んできて、無念のゴールならず。もっと慎重になるべきだったのかしら・・・いや、いい見切りだった・・・いやいや前のめりすぎた・・・などいろんな思いがグルグルしてました。
回収車を待つ間、めっちゃ寒かったです。ここは標高2600mの高地。毛無山より高いんですよ。持ってる服全部着込んで待ちました。

あわや餃子!のコパ様は、本当に一部引っかかったようで、グライダーが破損してました。ハーネスとライザーもちょっと壊れたそう。ほんとに激しい潰れからの回復でした。破れたグライダーで私と同じところまで飛んできてたんですから、すごいですよねー。
それにしてもほんとに毎日いろんな事件が起きます。この日も別件でヘリコプターが出動したようです。
大魚を逃した結果はこちらから!残り3日。安全最優先で頑張ります!

6日目。この日もそこそこ良いコンディションということでは94キロタスクが組まれました。スタート前に待っている場所は嫌いな荒れあれのホットスポットの台地でしたが、いやいやながらも耐えて、まずまずのスタートが切れました。その後は、一旦南西方向に出しスタート、台地に戻ってきて北東に行き、その後西南西に進み、その後大きく南に下がり、テイクオフ下のランディングに戻ってくるというコースです。スタート後、台地に戻ってきたあたりから、ザ・バッジェデブラボーなコンデションに突入し始めました。荒れっあれなコンバージェンス?吸い上げ?の中、みんなで歯を食いしばってアクセルガン踏み競争です。台地あたりから次のターンポイントを取って折り返してスリーキングと呼ばれる岩盤リッジまで40キロから50キロあるのですが、アクセル全踏みのままノーセンタリングで進みます。もう普通のフライトエリアならあり得ないです。こんな中、自分はと言えば、基本アクセル全踏みなんですが、急激な突き上げでヒーってなったり、目の前のグライダーがヒーってなるのを見たりした時についアクセルを緩めてしまうので、ちょっとずつ遅れてってしまいました。スリーキングと呼ばれる岩盤リッジあたりでトップとの差は2キロくらいかな?この辺りからセンタリングするグライダーもちらほら出始め、その中からリッジ沿いに進まずショートカットコースを選んだグライダーがいて、いい感じで進んでいるので私もそのコースを選択することにしました。ショートカットが功を奏してやがて先頭グループと合流、ヒャホーって感じで一緒に進みました。と・・・実はこの日、メインのナビゲーションに使っているスマホの充電が上手くいっていなくて、スタート直後からバッテリー残量50%とか出ていました。なので途中で西南西のポイントまで5キロくらい、ってのを見た後、省電力モードになって画面が暗くなったけど、省電のため放置していました。なんか左方向に進んでる感じするなーなどど思いつつも先頭集団を追尾することしばし。グループと一緒に雲底までガッツリ上げ、離脱した後、スイッチONしてスマホを見たところ・・・あれれ?ターンポイントまで7キロ???つーことは取り忘れてる?!トップグループに合流してハイテンションになってすっかりうっかり、取らずに先に進んでしまっていたのでした。。。なんちゅうミス。
慌てて折り返しましたが、その地点から西南西のポイントの最短地点までは超絶な山の中。行きはサーマルはありません。ターンポイントを取ってさっき上げた地点の近くまで戻ってきましたが、一人なのでサクサクっと当たりを見つけられません。降りられそうな場所は山奥にポツンとある村のサッカーグランドのみ。どうせ今から頑張ったとしてゴールしても点数低いかもとか一人で山奥に降りたら回収してもらえないかもとか、もう精神的に降りたいモードになってしまい、そうなるとあるはずのサーマルも見つけられず終了となってしまったのでした。ガクー。

でも降りた村は超よかったです!大勢の人に囲まれて大変でしたが、自分の携帯は電波が拾えず連絡できない・・・と困ってたら、俺のは行ける(電波1本でしたが)、とばかりにお兄さんが出てきて本部に連絡して回収をお願いしてくれたのでした。

その後、村の中心の教会までバギーのような車で送ってくれました。 グライダーを運ぶ時はみんな親切にしたいようで、取り合って運んでくれました。ありがたいですねー。助手席に乗せられて村のメイン通りを1周。「彼女はパラグライダーで飛んできた日本人だぜ」、的な内容と思われますが(スペイン語なので所々しかわかりません)知り合いの人に会うたびに嬉しそうに説明していました。教会の前で待っていたら、お水の差し入れやら屋台の食べ物やら色々持ってきてくれて、みんな本当に親切。携帯の翻訳機で日本語に翻訳して見せられた内容は「この村に来てくれてありがとう。光栄です。」だって。泣かせてくれます。
上がったり下がったり、イマイチな成績はこちらから。この日は、韓国人の女の子の友達が大怪我をしてしまいました。かなり心配です。
残りは休息日+4日です。安全第一で精一杯頑張りたいと思います!

5日目も風があまり強くなく良いコンデションとのことで94キロタスクが組まれました。この日のスタートも荒れあれのホットスポットから離れた場所。テイクオフしてから13キロくらいあるので、最初はホットスポットであげなくちゃいけないんだけど上げ切ったらもうそこを離れられるので安心して待つことができます。ということでこの日もまずまずの位置でスタートを切ることができました。
レース序盤は、最初いい位置にいたんだけど、集団が全然バラけずずーっと苦手な大集団ガーグリングが続き、うううーと避けたりなんだりしててだんだん遅れ気味に。やや後ろからの追走となりました。と、先頭集団が二手、三手に枝分かれし始めました。私はホットスポットを選んだ、一番左手コースを選択。雲が張り出して上がりが悪くなると、ホットスポットはいい働きをしてくれるのです。これが大当たりで、たくさんのグライダーがスタックしているところをスイスイ進めました。

オーバキャストで日射の無くなった湖の東のパートはものすごく苦しみましたが、グループで助け合いながらコネコネ回り凌ぎました。やがて薄日が射してきて上昇もよくなって、きたきたキター!無事ゴールに着くことができたのでした!いつも先にゴールしたグライダーが50機以上湖畔のランディングにいるのに、この日は10機くらいしかいません。うーん嬉しいです。
でも・・・反省点もてんこ盛りです。ES前、グループの中では一番高く先に雲についたので、最初にスタート。多分大丈夫とは思ってたけど、その前が激シブだったので、つい不安でアクセルを1段目しか踏んでませんでした。当然、後ろから何機にも抜かされ、それを見てようやくフルアクセル開始。しかし時すでに遅く追いつけず。抜いて行った中に女子が含まれていたようで、この日の女子トップを逃してしまいました。うー残念。その後の湖畔ランディングは、観光タンデム機と同時侵入になってしまい、早く降ろそうと思って振ったところ最後にスピードを殺しきれず痛恨のヒップランディング。。。まりんちゃんになって初めてです。。。先にゴールしていたマリンちゃんのコンセプターのリュック様が駆け寄ってきてくれたので、「私のお尻は大丈夫?(ハーネスのことです)」と聞いたところ、見てくれて「OK!」といってくれたので一安心したのでした。タンデムの後ろに入るべきでした。反省しかりです。
赤丸急上昇した成績はこちらから!こんなボーナスDAYはそうはないので、これからも安全に攻めて行きたいと思います!
ブログが周回遅れなので2日分まとめて書くことにしました!レースで周回遅れにはなりたくないですからね。

3日目。前の日に空中接触で山に落ちたAムロくんのグライダーとマリンちゃんは、他に3件の山ちんがあってレスキューチームの手が空かなかったのと落ちた場所が超プライベートな場所(工場?)で入場の許可が中々降りず、朝になっても戻ってきてませんでした。なので予備に持ってきたハーネスとGINチームが貸してくれたブーメラン12でこの日は飛ぶことになりました!韓国&メキシコのGINチームに大感謝です。

レースはいつものよなテイク中心にあちこち行く82キロ。コンディションは、前日に比べて格段によく(といっても激しいですが・・・)スタートをみんなと一斉にすることができました。3日目にしてようやくです。その後・・・そこそこの位置で推移していたような・・・

最後はトップ集団が見える位置でファイナルを切れて、まずまずのゴールができました。
マリンちゃんに外にカメラをつける準備をしてこなかったので(工夫しないとつけられません)、カメラは筒の中のポケットにしまってあります。なので最後に余裕のゴールの時だけゴソゴソ取り出して写真を撮ってます。だからいつも同じゴール写真。。。レース中のすごい写真とか欲しいです。

こちらはゴールでコパ様が撮ってくれた写真。ゴール写真は、先にゴールしてるメンズがいつも撮ってくれます。ありがたや。マリンちゃんはけつラン(お尻でドーンと降りること)ができないので、必死です。必死さの雰囲気が出てる写真です。

4日目。この日はコンディションがものすごく良いとのことで、ドドーンと117キロタスクが組まれました。テイクを中心に大きな四角形を回るようなコースです。
この日は自分のテイクオフがものすごく危なかったです。今まで反対周りで立ち上げてオタオタしてる人を見てあり得ないなーなんて思ってたのに自分がなりました。猛反省です。ラインを持った時に違和感があったのによく考えず立ち上げたら反対回り、慌てて下ろそうとしたら風がブワッと入ってしまい、クロスのまま飛び出してしまいました。ひえー!後ろ向きなので、まりんちゃんの後ろのフィンがめちゃ絡みついてきて、中々前を向くことができず、山チン寸前でした。危なかったです。。。
レーススタート。スタートはまあ悪くない位置でできてまずまず。先頭集団の尻尾をついていきます。集団が別れたら、大きなグループを選んで、そんなにスタックすることもなく進めていたのですが、何しろみんなアクセルガンぶみです。遅れないよう必死のガンぶみ、コンデイションは2日目より全然荒れていないとは言え、アップダウンはそこかしこに。ひーってなってアクセルをリリースしたら右足にアクセルが絡みました。ヒヒーっ。でも遅れたら困ると思って絡んだまま踏んで、サーマルに入る時にリリースしたら、絡んだ足に更に絡みつきました。ギャー。もう取れません。レースはまだ3分の1くらいしか終わっていないのに、2段目までしか踏めない状態。3段目を踏んだら、右足に絡まったゴムが締まって鬱血しそう。。。もうプカプカ大作戦で行くしかありませんでした。

117キロもあると、そこかしこでスタックしていたパイロットがいたようで、次々と抜かれながらプカプカ進んでいても一人ぽっちになることはなく無事ゴールまでたどり着きました。ヤッタァ。でもゴール前も必死でした。何しろ右足首にアクセルのゴムが絡みついているので、ランディングで走ることができません。最後はたっぷり高度を余らせて、湖上空で両手ばなしで足を覗き込んでゴムの位置をなんとか膝までずらしてランディングに備えました。ちょっとお尻ついちゃったけど、マリンちゃんは無事でした。よかったよかった。

こちらは現在1位のオノラン様。マリンちゃんの調整してます。こんな方でもまだあれこれ調整することがあるんですねえ。難しいハーネスです。

夜はちょっと高級なイタリアンでガッツリ食べて英気を養いましたぁ。
中々上位に上がれない成績はこちらから!安全第一で気を抜かず頑張ります!

2日目はテイクを中心にあちこち行って、いつものゴールから少し離れたサッカーグランドゴールの84キロとなりました。いやー怖かったです、コンディション。まさにバジェ・デ・ブラボーって感じ。春の朝霧とも違う、なんちゅーか不意に突き上げてきてその後スカーっとなくなっちゃたりして、まりんちゃんの暴れっぷりとも相まってもう必死です。そんな中、黄色のBメランがレスキューを投げました。ヒーって思いながらスタートまでの1時間以上を耐え忍んでいたんですが、目の前で今度は赤いENZO3が大潰れしてツイスト、その人はなんとか回復させたのですが、自分は心が折れてしまい、スタートまで5分をきっていたのにそのゲキ荒れゾーンから逃避行、スタートがガッツリ遅れる羽目となりました。トップグループがうっすら見えるポジションで遅いチームと一緒に進みます。レースが始まっても要所要所荒れています。無線からは、レスキュー発生、ポジションどこどこ、と頻繁に入ってきます。えええ?何件め?と下を見るとグライダーの花が森に咲いています。向かい風の長いレグのグライドを始めると今度はナビゲーションの矢印が反対方向を指し、はぅーっターンポイント取り忘れ?!と焦ったら、なんと4000m以上の風が強くてバックしてた模様。矢印は前を刺したり後ろを刺したりするので、これまたあれ荒れの中、必死にアクセルガンぶみです。

日が傾いてきて穏やかになったら、今度は激しぶになり、20人くらいのグループで必死に上げ直してなんとかゴールにたどり着きました。ふぅぅー、よかった。
この日はなんと4件のレスキュー、5人がツリーです。その中の1件は日本チームのI崎君がイギリス人と空中接触して落ちたものでした。二人とも怪我はなかったけど、グライダーに大きなダメージが。。。いろんな事件が毎日起こります。恐るべし、バジェ・デ・ブラボーです。
いよいよ始まりました、スーパーファイナル。1日目は、テイクオフを中心にあちこち回って湖のすぐ上にあるタンデム用のテイクオフがゴールの85キロタスクです。スピードセクションは6.5キロと大きくて、スピードセクションを切った後はゆっくりあげて、ゴールまでの間にある高級住宅街には降りないでね、という意図かなと思われます。

さてレース。スタートは、あまり良くないけど別にものすごく失敗したわけではないんですが、最初のパイロンを取りにグライドしていると、上層のグループと下層のグループでどんどん高度差が付いてしまい、下層グループの自分は何かの工場の上のものすごく変な空域にハマってしまい右往左往。ここは低くてもすぐに見切ればよかったのに上げようともがいて大幅に遅れ、最後尾グループでの移動となりました。その後、なんだかダラっとした山並で中々上がらないけど、降りるところがないパートで慎重になりすぎて更に大スタック、もう先頭が見えなくなっちゃいましたが、まずは初日ゴールと頭を切替えて進みました。(後で知ったんですが、この山であげられなかったら超ヤバかったらしいです。慎重に進んで正解でした。)
ナビゲーションは、スマホを腕につけて飛んでいます。昨日よく見えたコックピットは、この日は全く見えず。。。最初にベルトに装着する角度で変わってしまう感じ。マリンちゃんは、全くをもって何もかも繊細です。

その後は要所要所で上げがあり、苦労することなく無事ゴール。遅いながらも初日ゴールできましたぁ。緊張の湖脇のランディング、高度が有り余ってたので30分くらい遊んでました。3機くらいアプローチしてるのが見えますか?

スタート前のコンディションが激しくて、慣れないマリンちゃんでのフライトはいっぱいいっぱいです。それに湖脇のランディングに降りると、ものすごく重い装備を担いで1キロ以上歩かなくちゃいけなくて、それまた疲れが倍増します。上半身の筋肉痛はマリンちゃんのせいなのか、歩きのせいなのか。。。夜はお肉がっつり食べて元気をつけました。メキシコはお料理美味しくていいです。
遅いけどゴールできた成績はこちらから徐々に調子を上げていきたいと思います!
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