1ヶ月間のヨーロッパ遠征から無事帰国しています。
帰国での検査は、外国にいる間にワクチン接種証明やら何やらを厚生労働省?が用意しているMySOSというソフトをダウンロードして登録したら、ものすごくスムースに入国できました。でも今はコロナ爆裂増加中ですから、ギリセーフだったのかな?この後日本はどうするんでしょうね?外国はもうインフルエンザより軽いくらいの扱いで、マスクしている人はほとんどいないし、罹った人も普通にマスクして外出している感じです。外国の空港では検査は全くないんだけど、日本に着いたら物凄い人足使ってチェックしてて、なんだか鎖国中の日本を連想しちゃいました。
長い遠征で毎日何時間も飛んで疲れたでしょう?と何回か聞かれました。どうだったかな?と思い返してみました。
一番疲れたこと:イスタンブールからスコピエ(マケドニア)への飛行機がオーバーブッキングで乗れず、イスタンブール空港で一晩過ごしたこと。トルコ航空の担当者の応対がものすごく酷くて、もう心穏やかではいられず、体も疲れましたが精神的にかなりまいりました。
二番目疲れたこと:帰国便はワルシャワ経由だったんですが、トランジットで12時間以上あったので外に出て宿泊することにしたんですが、ベットで軽く寝れたらいいからってことで安ホテルを予約しました。そしたらそれは、一般のマンションみたいなのをシェアハウスのように提供されていたもので、まずマンションに入れない、オーナーと中々連絡がつかない、住宅街なのでレストランが近くにない、ポーランドは流しのタクシーというのがない、など色々あってとても疲れました。
三番目に疲れたこと:コロナのせいで富士宮ー成田間の高速バスが全面運休しています。それじゃあ、富士宮ー東京間の高速バスを利用しようと思ったら、朝と夜の便しか動いておらず利用できません。ということで、パラグライダーとでかい荷物は宅配便で送って(これも以前に比べてめちゃ高くてびっくりしました!)鉄道などを使って帰りました。
成田から成田エクスプレスで品川へー品川から新幹線で三島へー三島から東海道線で富士へー富士から身延線で富士宮へー富士宮駅から路線バスで自宅近くのバス停まで・・・ゴールまで4時間の長いタスクでした。
四番目に疲れたこと:ゴールできなかった日に路傍に生えていた桜桃を食べてお腹を壊したこと。そのあと犬が日陰のある木の前に陣取っていて、吠えて近寄れなくて、日向で回収車を1時間以上待たなくちゃいけなかったこと。
五番目に疲れたこと:積乱雲がものすごく発達して、途中でタスクがストップになって、高度2000m以上を大慌てで落とさなくちゃいけなかったこと。
ということは、ゴールした日は疲れたぁって全然感じてないですね。ゴールできた喜びが、疲れを吹っ飛ばしてるんだと思います。まずはゴールゴール。これが疲れない秘訣ですねー。
今日は木曜日。3日間しか出勤してませんが定休日でお休みさせてもらいました。なので洗車と畑のお手入れいたしました!

お庭の畑はジャングル化。今年はきゅうりが大繁栄していてトマトゾーンに攻め入っていました。休日を利用して下草雑草脇芽を大整理しました。

脇芽整理しすぎたかも?ジャングルな日々は、毎日5本以上きゅうりが収穫できたそうです。自然に任せていたほうが良かったかもです??

きゅうりプチトマト戦争に巻き込まれて、瀕死になってたナスを別の場所に移植しましたが、めっちゃしんなりになりました。肥料とお水あげたんですが、明日復活できるかしら?

帰国してからの3日間で10本以上巨大きゅうりを収穫しましたが、まだこんなにありました。整理後もまたちゃんとなってくれるといいなぁ。

きゅうりジャングルの影で頑張って生育した、ナス・プチトマト・ししとう・つる紫。愛おしいです。

今日の晩ご飯は、つる紫のお浸し、きゅうりの浅漬け、ナス・プチトマト・ししとう・ピーマン(k名家からの頂き物)・マッシュルーム(購入)・挽肉(20%off)の炒め物です。ビールは日本製。貧しくも美味しい晩ご飯でした。自分で育てたお野菜は格別ですね。そして日本のものはなんでも美味しいです。
さてこのあとは、9月の第1週に出身地の北海道ニセコでJリーグに参戦予定です。ガチ頑張りたいと思います!
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いよいよ最終日となりました。この日も快晴、北風やや強めのコンデイション。南にジグザグ流していく85キロタスクが組まれました。リーディングポイントに闘志を燃やす日本男子の面々。ただ出たり入ったりのタスクの場合、どういうルートでリードすればより点数がつくのかいまいちわかりませんでしたが、低くガツーっと行ってサクーっと上げてリードする飛び、かっこいいですよねー。でも最終日の飛び次第では表彰台を逃してしまうかもしれない私は、大人しく高め高めで集団について行く、堅実な飛びをしようと心に決めていました。

この日のスタートは超ピッタリなタイミングでかなりいい位置からスタートしました。前がかりないい位置すぎて、突っ走る日本人男子たちが目に入ります・・・思わずアクセルに力が入ります。ズンズンズンズン前に前に。飛ぶ前の決心を忘れて、自分も低めチキチキレースに半分参加してしまいました。レース半ばでは低くなりすぎて、中々いい上がりを見つけられず、高い集団に被され抜き去られ置いて行かれました。いかんいかん。ハタと我に帰り、慎重にゴールを目指すことに切り替えました。そしてこの日も来ました、バカあげタイミング。+4m以上の強いサーマルで回しまくって雲底につけ、ファイナルのタイミングを探り合う先頭集団の尻尾に追いつきました。よっしゃあー。

最後はちょっと冷や冷やしましたが無事ゴーーーール!
この日は堅実な飛びを見せ、終始トップグループに絡んで飛んだTもちゃんが女子1位&日本人1位!!それなんですよねー。自分もその飛びを心がけていたのに、最終日にまたやっちゃうところでした。反省反省。身の丈にあった飛びを目指します。

後半の追い上げが効いて、女子2位になりました!やったー!!ワールドカップ2連続表彰台です。そして今回のヨーロッパ遠征の3大会は、2位・1位・2位と上出来な成績を獲得することができました!
女子1位コンスタンス(フランス)2位平木(日本)3位カースティ(イギリス)

総合は、圧倒的な飛びを見せたランバートさんが優勝です。いやーほんとに凄い若者です。おめでとうございます。
1位バプティスト(フランス) 2位シャル(フランス)3位ダニエル(?)
7タスクも飛んだのにものすごい高得点の僅差です。
嬉しい成績はこちらから!皆さん、応援ありがとうございました!この後は日本に帰って、一生懸命働きたいと思います。
まだまだ大会は頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
6日目も快晴!でも前日よりもちょっと風が強くなるとのこと。また南にジグザグ流すタスクになっちゃうのかなーと思いきや、アルバニアやギリシャとの国境にあるオフリド湖の隣、プレスパ湖(こちらも湖の真ん中が国境ですね)の辺りに新たなゴールが設けられ、北にいって東のターンポイントを取った後、山を越えて湖の辺りにゴールとなりました。今大会最長の96キロです。

用意された地図に湖が乗っていないので、タスクボードにまで線を伸ばしてゴールが描かれました。ゴールはどんな地形なんだ?との質問にグーグルで航空写真を見てください、との回答でした。今やそうできる時代なんですねー。

2日連続女子トップでまたしてもワインもらいました!ウシシ!

さてさてフライト。この日は風が強目でテイクオフしづらいのにスタート場所まで遠く、そしてスタートまでの時間が短いということで、選手はいつになくものすごく早く準備しスタートゲートは長蛇の列となってしまいました。しかし私は女子総合3位に浮上したのでプライオリティをもらえて、列を横目にささっと出ることができました。値千金のプライオリティです。が、飛んでからなんだか調子良くあげられないなーと思ったら、なんとメインのバリオがご臨終。そういえば飛んだ直後に見たことない画面が出ていて、適当にボタン押したなーとか思いながら、ライブトラック用として渡されているフライマスターをゴソゴソ出して音が鳴るようにして凌ぐことができました。助かりましたぁ。そうこうしてるうちにスタート、多少他よりは低めでしたがなんとかギリ間に合いました。
トップグループの尻尾にくっついて東のターンポイントゲット。次に西の山越えに向かいますが、ここで強烈サーマルヒット、途中でどんどん選手は離脱して西に向かいますが、ここでバカ上げしておくといいことが多かったので、雲底まであげ切り離脱。まんまと作戦成功で、途中の山でスタックしている大量の集団を上から追い抜くことができました!その後、ZENO2+サブマリンのオグデンさんが率いるグループと山超えです。ところがものすごく雲が張ってきて、飛び込んだ盆地の中は日が当たっていません。大スタックです。地形的には日が当たっていればもう盆地全体がサーマルのようなところなのに弱いサーマルを求めて右往左往、最後は風を受けている斜面でリッジソアリングしながらサーマルが剥がれるのを待ちました。。。

徐々に日が当たり始め、カキーンと上がり出しいよいよファイナルが近づいています。さっき追い越したグループが復活して、大挙してゴールに向かっているのが見えました。よーし私も!っとファイナルぐらいどに入ったのですが、シンクがきつめ、でも届くと思う・・・と進んでいたのですが、下を飛んでたENZO3が進行方向から外れた左で回しているガーグルに向かい出しました。うううー、うーんうーん、、、やっぱり私も上げ直すことにしてそのガーグルに合流し、200mほど上げて再度ファイナルに入り、ゴールに向かいました。
ゴールあるあるで最後は上がりっぱなし、800m余してのゴールとなりました。あうー。ゴールはめちゃ嬉しいんですが悔しいです。

全然降りないので、湖の上に行って遊びました。湖の上でもリフトバンバン。オフリド湖はものすごい観光地で賑やかなのにこの湖は何にもありません。舟も全然浮かんでいない。なんでなのかな?不思議な静けさの湖でした。

日本人ゴールの面々で。この後、やはりメインバリオが始動しなかったAムロ君もゴールに来れたそうです。良かった良かった。
いい感じの成績はこちらから!1位の女子はちょっと抜けていますが、2・3・4位は団子状態。いよいよ最終日決戦です!頑張ってきまーす!!
5日目も快晴!なんでもものすごく良いお天気の周期にワールドカップが当たったそうです。コンディションは前日と似ているけれど、やや北東の風が強め、でもサーマルも強め、ということで前日と似た感じの北に少し行った後南下、東、南西、ゴールのジグザグタスクとなりました。

昨日の女子タスクトップのご褒美として、ワインとお食事券頂きました!前の大会のフライマスターオープンでも何本かもらったので日本に持ち帰られないくらいになりました。全部持って帰りたいなぁ。。。

さてこの日は、山よりも平野部の方が上がりがいいかもとの情報があり、みんなで平野からスタート。いい位置でスタートが切れました。その後、前日に瀕死になった付近のポイントも集団とともに高く取れていい感じ、踏み踏み集団に遅れまいとアクセルをガンぶみしてついて行きました。西から東に渡るレグ、中々いいサーマルがなく、どんどん突っ切って進みます。前を若者Sん君が低く爆走。私は所々にあるリフトをうまく利用できず、中途半端な高度になってしまい、このまま低く突っ込むか、多少弱くてもリフトで上げ直すか、迷いが出てしまって更に中途半端な動き、じりじり遅れ出してしまいました。やばいこれはこれは悪いパターンだ、と焦っていたところに彗星のように救世主が現れました。初日から3日連続トップを取ったランバートさんです。スタートを失敗したようで、後ろから低く矢尻のようなスピードで現れました。きらりーんって感じで、私のように中途半端になってた数機が彼を先頭にまとまり、彼に引き連れられて先頭集団が向かったのとは違うやや北方向に導かれ、ズガガーンと素晴らしいサーマルを引き当ててもらったのでした。いやーほんとにすごいです。彼には何が見えてるんでしょうねえ。このおかげで先頭が見える位置まで復活、まずまずの位置でファイナルに入れました。
上がったり下がったり、上下の激しい空域を15キロ、何十機ものグライダーと競ってアクセル全開。つい腕に力が入って(足はもちろん踏み続けです)めっちゃ疲れましたが、無事ゴールできましたぁ。嬉しいことにこの日も女子1位でした!
上昇中の成績はこちらから!張り切りすぎて失敗しないよう冷静に冷静に。残り2日頑張りたいと思います!
4日目のコンディションは、前日と同じ北東予報ながら弱いとのことでやや北への行程を長く取って、その後南に直進、東、南西、ゴールといったジグザグ84キロとなりました。

この日のスタートは、奥の山で待っていた20人くらいのグループが大正解で、大半の選手より200m以上高くスタートを切っていました。私は普通のグループに所属。でも大集団だったので、彼らのことは気にせずこの集団で行こうと冷静でいられました。特に問題もなく北のポイントを取って南進。集団の中では若干低めでしたが、私より下に何機もいたのでトップ集団を猛追するこの集団とともに弱いサーマルは突っ切ってガンガン進みました。で、低いまま谷渡りに突入。不安がよぎりましたが渡る前は私より低いグライダーは10機くらいいて(大分少なくなりました)、まあ大丈夫だろうとそのまま突っ込みました。と・・・あれよあれよと下がって最下層に。下には20mほど低い2機のみ。対地もほとんどなくなり、きゃー、神様助けてください!状態になりました。下の2機は山肌を舐めるように進んでいきましたが、私は麓に町がある丘で、なーめなーめグールグール、1周する間に上がったり下がったりもう瀕死です。私より低かった2機はランディングしてしまい、もう絶体絶命・・・と何やら白い大きなものが飛んできました。なーんとコウノトリさんです。最初1羽だったのが2羽になって町の上で回し始めました!キター!神の降臨です!!ありがとー!そのうち白青のエンツォも3羽集まってきてみんなで仲良くガーグリング、大復活できましたぁ。

その後、この瀕死経験がトラウマになり次のターンポイントを取った後に当たった強めのサーマルで上げちぎりました。回りには、遅れて高めにやってきたちょっと丸っこいグライダーばっかり。でも気にせず上げ続けました。これが大正解だったようで、その次のターンポイントに高ーく向かっていたら、間の平野は上がりがショボかったようでバラけた低い集団があちこちにいてゴボウ抜き!一気に東のターンポイントを取って、南西のポイントに向かう頃には先頭集団が見える位置にまで躍り出ていました。なんちゅうボーナスでしょう。コウノトリさんに大感謝です!残りは楽々、何も苦労することなく無事ゴールとなりましたぁ。みんなが苦しんでいた平野には女子たちもてんこ盛りいたようで、瀕死からの大復活で女子一番でゴールすることができました!
ゴールでグライダーを畳んでいたら、おじさんがニコニコして近づいてきて、「ウチの息子がKEIKOはいいパイロットだ、って言ってたよ」と言ってくれて誰のお父さんだろう?と思いながらも、嬉しくて「ありがとう!ありがとう!」と答えたんだけど、なんとこの日トップゴールしたマヌエル君(かなり若い)のお父様でした。めっちゃ嬉しいッス!
女子トップながら得点は今ひとつの成績はこちらから!残り3日、諦めずに頑張りまっす!
3日目はガラッとコンディションが変わり、北東風が吹く予報、特に下層になるほど強いとのこと。雲底高度もあまり高くなく2400mくらい。ということで最初だけアゲンスト方向に少し進み、その後風下方向にジグザグ流していく84キロタスクとなりました。

この日もスタートはまずまずの位置でGO! 一つ目のターンポイントを取って二つ目に低くついたけど取ってからあげ直して、と順調に進んでいたのですが、この辺りで悪い癖が出てしまいました。女子と日本人をたくさんバッチリ見てしまったのです。。。つい低く突っ込むグライダーとともにしっかり上げずに前に前に進み、いいサーマルを当てられず低く苦しくなってサーマルを探してウロウロ。ガッツリ遅れる羽目になりました。あの集団で耐えていれば、、、たらればたらればです。

どうせ遅れているんだからしっかりあげてから最終ターンポイントに突っ込めば良かったのに、中途半端な高さで取りに出てしまい、あわや地上人になるところでしたが、強い風に流されるサーマルを何とかひっかて高度を稼ぎ無事ゴールすることができました。良かったぁ。最後の最後では不必要に上げてしまい、その後上がりっぱなしでゴール。500m以上高度が余って降りるのが大変でした。もうー、ほんとにチグハグな日でした。
成績はこちらから!まだまだ道半ば、しつかり冷静に飛びたいと思います!
2日目はとってもいい予報。雲底高度は3000mを超え、風向きは地表は東南東、上空にいくに連れて北東に変わるが、山も平野も弱いとのこと。ということで、最初は山をズバーっと進んで南下、次に北東のポイントを取って、最後クルシェボの麓の公式LDに向かう91キロタスクとなりました。

さてこの日のスタートもまずまず。大分スタートが上手になってきました(^^)。山ズバコースは、初めてだったのでドキドキでしたが、山容は日本の山みたいな感じでほっこりしており、木もたくさん生えていて全然怖くありませんでした。そして3000mも上がるような凶悪な激しいサーマルかと思いきや中々上がらなーい。あまり強くないサーマルをパスしたり上げたり、オタオタしながら進みました。まあそれでも、I埼くんが目の前で大潰れしたり、自分も小潰れしたりでそれなりではあったようです。
その山のポイントを取って折り返した頃は、やや遅れ気味、前のフライマスターオープンで降りてしまったあたりで他機より低くなり弱気になりかけたんですが、前を低く進んでいたグライダーがコンバージェンスのスーパーラインを示してくれて、それに乗っかって一気にトップ集団に追いつくことができたのでした。超ラッキー!

最後のポイントを取っていよいよゴールへ。トップ集団たちは低く低く突っ込んでいきます。私はやや後方で高めで追従。様子見しながらなのでアクセルも2/3くらい。いくら何でもそれは低く行きすぎじゃないの?と思いながら彼らが突っ切ったサーマルでお茶を濁しながらフガフガ追従、大量のグライダーが低く進んでいきます。このままじゃ50〜60番手くらいかな、まあ上出来だね、なんて思いながら進んでいたら、低すぎのグライダーたちがどんどん討死して行きました。あららー。ゴールに到達できたグライダーたちもアクセルガンぶみはできていなかったようで、トップとそう時間差もなく、そしてラッキー上位でゴールできたのでした!討死の中には日本人3人含まれていました。トップゴール勝負をしてたらしいです。

この日はちょっと後ろだったので、スイッチが入らず無難にゴールを決めたK林くんとパチリ。
ラッキー上位な成績はこちらから!この調子で頑張りたいと思います!
いよいよ始まりました、ヨーロッパ遠征最後の戦い・ワールドカップinマケドニアです。今回は、前のルーマニアでのワールドカップやフライマスターオープンと比べて、格段に上位の選手が参加しています。張り切りすぎて空回りにならないよう、じっくり自分の飛びをしたいなーと思ってます。

この日は、風が弱いということでエリアをぐるっと回って戻ってくる93キロタスクが組まれました。雲底高度は2400mくらいで所により3000mまで上がるかもしれないけど、平野の中はブルー(雲はできない)とのことなので、集団から外れると、サーマルを当てるのが難しくなりそうです。
さていつもすったもんだするスタートですが、この日は良くもなく悪くもなくまずまず。よかよか。でもちょっと遅れ気味だったので、前を行く大集団より左側の平野部で挙げている小集団に合流、これが大当たりで10人くらいでバカ上がりして、一気に抜け出せたのでした。めちゃラッキー。フライマスターオープンでしたら、このリードのままゴールまで行けたんじゃないかと思うのですが、そこはさすがにワールドカップ、2つ目のターンポイントを折り返したところで大集団に飲み込まれてしまいました。いやー大集団すぎです。スタート前のカオスと変わらない人数のガーグル、めちゃ苦手です。

それでも何とか集団と移動できていたのですが、最終ターンポイントで大失策でした。集団の中で高くいたいと腐心するあまり、最終ターンポイントから離れていく(ゴールに近づいていく)サーマルで夢中で回しちゃったのでした。他の人たちはターンポイントを取ってから回してたので上がりながらゴールに近づいていく・・・あれ?って気がついて取りに行って戻ったら、集団の最下層でファイナルグライドに入ることになっちゃったのでした。んもーダメですねえ。
それでも何とかゴール。良かった良かった。
大分遅れちゃったけど、意外と高い点がついてました。
もうちょっと頑張りたかった成績はこちらから!毎日いいお天気の予報。よーく考えて飛びたいと思います!
ワールドカップinマケドニア参加の日本人が全員集合しました!総勢8名です。今回は大所帯ですね。

せっかくなので、現地ドライバーと車を雇って練習タスクすることにしました。北風が強めなので、前の大会でしたような南にジグザグ下っていく73キロタスク。スタート時間は、上空で長く待つのはイヤだから全員が空で揃ったらGOしよう、てことになりました。そううまく行くかなあ?

自由行動が大好きなコンペチターたち。やっぱりな感じでみんな色んなところで上げていて中々揃いません。なので適当にGO!せっかく?なので、前を行く人のコースは取らず、一人クロカンを楽しみました。コンディションが良かったので先を急がないでじっくり上げて進めば73キロは楽勝。大会中も遅れたらこの切替をしっかりできるようにしたいです。全員ゴール。いい練習日になりました!
次の大会まで3日間あります。今日はその1日目、日本やブルガリアから到着したばかりの男子たちは飛んでいますが、我々は飛ばずに完全休養日にしました。

近くのやや大きめな街、プリベッツのスーパーに連れてきてもらいました。Sんくんは1ヶ月間?だっけな車を借りっぱなしらしく、すっごくお世話になっています。よくできた若者です。今滞在しているクルシェボにはない都会な雰囲気のレストランでお食事もしました。
ところでところで、コンペチターの皆さん、雲リッジはクラウドフライイングのペナルティ取られるって知ってましたか?

こちらは初日に上げた写真ですが、こんな飛び方していたらペナルティです。(誰かがコンプレインすればです)。私は、注意喚起が入った時間帯に2500m(この日のクラウドベースと予想された高度)を超えた高度で飛んでいたので、10点減点のペナルティを受けました。確かに足下に雲はありましたが、立ち上がった雲の東側の視界は完全に開けていて、全く危なくなかったので、何で何でぇ?と腑に落ちなかったんですが、何とFAIのルールで決められていたのでした!びっくりです!!

ちょっと写真じゃ見づらいんですが、FAI Sporting Code, Section 7A-1に記載があるようです。日付は2022年5月。これからは大会中の雲リッジには要注意です(というか禁止です)!
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