今日のクルシェボも朝からフライトにはうってつけのお天気!でも今日は表彰式のみ行われました。

女子表彰。1位はフランスのメリル21歳、2位はスイスのヤエール24歳くらい、3位はオーストラリアのカリ30歳くらい。女子は若くて大型の選手がどんどん台頭してきました。私は、残念ながら5位でした。大ポカを2度もしてしまいこの成績です。でも2度女子トップを取る事が出来ましたし、ポカ以外の成績はソコソコ。まだまだ世界相手に(若い子相手に)戦っていけると実感することができました!

総合表彰。1位はイタリアのヨヒアム、2位はロシアのグレヴ、3位はフランスのオノラン。日本の廣川さんは7位と大健闘!素晴らしいです。年々、レベルが上がっている世界選手権でのシングル入りはすごいです!!おめでとうございます!

国別表彰。1位はなんと同率でイタリアとフランス。10日間戦って同点なんてすごいですよねー。そして3位は、、、じゃじゃーーーん、我らが日本です!やりましたぁ!!今回は今までで最高の49カ国参加だそうで、その中で堂々の3位入賞!胴メダルを獲得したのです。2年前のイタリアでは国ランキング20位。国別で表彰台に上がれる日がくるなんて夢にも思いませんでした。感動です。日本もようやく世界に追いついてきたようです!
最終リザルトはこちらから!国別リザルトは何度見てもあきません!

長いようで短かった10日間の戦い。皆さん、応援ありがとうございました!
まだまだ頑張りたいと思いますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします!!
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世界選手権最終日は、雲底高度3000m、風は北風15km/hから20km/h。とってもいいコンディションです。マケドニア、すごいところです。タスクは風下の南にジグザグ南下していく96キロが組まれました。
スタート前の上がりはめちゃ良くて、簡単に2500mオーバー。前の日より10℃以上気温が下がってて、もう寒いのなんのってハンパありませんでした。

スタートしてからは、ハイスピードレース。弱いサーマルでモタモタしているとすぐ置いていかれちゃいますので、アチコチに目を配って他のグライダーの動きを敏感に察知しながら進みました。東のターンポイント1とって、西のターンポイント2とって、としているうちに集団が別れ始めたので、大きいグループ大きいグルーぷを選んで追走し、やや遅れ気味ながらもまずまずの位置で推移。いい感じーとご機嫌で飛んでいました。そしていよいよ終盤、最後から2つ目のターンポイントまで380mだーとアクセルガン踏みしていましたら、突如メインでナビゲーションに使っていたCパイロットの画面が真っ黒になってご臨終!ヒーっ!なんでここでー?!サブにタブレットのXCTrackを持っていたのでそちらを見るように切り換えましたが、普段見慣れていないので、どの情報がどこに配置されてるか直感で分からない。今、高度何メーター?ターンポイントまで何キロ?ゴールまでのグライドレシオは??でも計器をじっと見ていたら他のグライダーの動きから遅れてしまうし、でも高度すら分からないと自分はどう動くべきか分からない、、、ともうプチパニック!!数字を見るのはやめて、矢印と周りのグライダーの動きだけで最後のターンポイントをとり、周りのグライダーが出たので自分もファイナルグライドへ・・・でもホントに届くのかしら???一緒にファイナルグライドに出たグループには、有名パイロットがテンコ盛り。データの裏付けがなく確証もないまま出たので、自分だけ届かなかったらどうしようと不安になり、半分もアクセル踏めずに遅れてしまいました。が、無事ゴォオール!!ふぅーーーー。アクセル踏めば、あと1分以上は早くゴールできたんですけどねー、なんてゴールに酔いしれていたら、最後に一緒にファイナルグライドに入ったグループの中に国別順位を競っていたスロベニアの選手が2人もいたらしく、もしかしてアクセル踏まなかったせいでも負けちゃうかも・・・ヒェーーー。
少しだけ巻返した成績はこちらから!やはり2日前の失敗を取返すことができず、5位までしか上がれませんでした。遅くともゴールが身に染みた結果です。でもまだまだ世界で戦えると実感できました。
さて気になる国別順位ですが・・・じゃじゃーーん、なんと日本チーム3位です!!やりましたぁ!!初めてチームで表彰台に登ります!!
10日目の朝は雲量多め。とっても寒くて風も強くまさかできないんじゃないか・・・という雰囲気を醸していましたが、徐々に雲がとれはじめ、92キロタスクが組まれました。

昨日の反省を踏まえ、いつもなら出てしまうタイミングもグッ我慢してもう1周、グループが別れたら自分が行きたい方じゃなくて人数の多い方に移動、ということを繰り返していたら、なんともいいポジションをキープしたまま終盤に差し掛かりました。ずっといい感じで進んできましたので、終盤はアタックモードに切り替え、ズンズン前に前に。ファイナルグライドの見切りが早すぎてゴールで待っていてくれたサポートの方たちをヒヤヒヤさせてしまったようですが、無事ゴォオオール!快心の飛びで女子トップゴールできましたぁ!
日本チームのチーム得点にもバッチリ貢献できました!
上位にジャンプアップはできませんでしたが気分爽快になれた成績はこちらから!この日のトップゴールが2位に13分も差をつけてのゴール。なので2位以下の得点がイマイチ伸びず自分の得点もイマイチ。でも日本チームはなんとか3位に留まっています。
残り1日。悔いなく戦ってきたいと思います!
この日は朝から雲が多くて雲底も低く、タスクができないんじゃないかなあ・・的な雰囲気だったんですが、徐々に雲底高度は上がり始め、予想は2000mから2300mで次第に晴れ間が広がるだろうという事で、65キロタスクが組まれました。

はぁーーーーーやってしまいました。。。ファーストパイロンを取る前に撃沈してしまいました。なんちゅう失策でしょう。自分のバカさ加減にがっかりです。スタートは山側と沖側に分かれ、自分は山側に所属していたんですが、このグループが徐々に遅れ始め、遅れを取り戻すべくグループの斬込隊がアタック開始。この人たちと一緒に低く前に出てしまい、自分だけ更に一段低くなって、更に遅れ、遅れを取り戻そうとあせって右往左往して降りてしまったというていたらくでした。。。バカバカバカ。遅れまくったときは、開き直ってじっくり上げてゴールを目指すが基本でしょ?!っとこんなバカな事する人に言ってあげたいです。。。どうして飛んでいたら気付けないんでしょうねえ。

あと50mあったら上げ直せたと思うんですが・・・降りた頭上にはセカンドパイロンを取って戻ってきた選手のガーグルができていました。。。腕も無いけど運もなかったです。
目も当てられない成績はこちらから。。。どんなに遅くてもゴールしていたらいずれは報われる。ゴールしなくちゃ始まらないを肝に命じて飛びます。
(1)一番大きい集団に所属する(2)人より低く前に出ない(3)スピードより確実ゴールを目指す
勝てるフライトスタイルではありませんが、僅かに残っている表彰台の可能性に賭けて残り2日間飛びたいと思います!

レストディはみんなでライン長チェックです。みなさんライン長チェック機を自作して各自で持ち込んできています。つい1年前くらいは、「なんか飛ばなくなってきたからループしてあるところを解いてみよう」「いや解いたら翼が動くから解かない方がいい」とか計りもせずに適当なことをしていたんですが、大進化です。この進化が今の好成績に繋がっているのでしょうか。素晴らしいです。私も帰ったら(お手伝いしてもらって)早速ライン長計測器を作ってみたいと思ってます!
で、私の翼の状態ですが、30時間程飛んでAは1cmくらいの伸び、Bは1cm以下の伸び、スタビは1.5cmくらいの縮み、左右のばらつき無し、でしたので、スタビを両方少し伸ばす事にしました。これがいい飛びに繋がるといいんですが・・・乞うご期待です!

7日目も快晴!コンディションは昨日と同じような感じで雲底高度2500mくらい、弱い北東風とのこと。本来、6日間タスクを連続ですると選手やスタッフの疲れが溜まりミスをしやすくなるとのことでレストディを設ける規定になっているのですが、明日明後日とあまりいい予報ではなかったので、今日までやって、明日レストディとすることになりました。ということで7日間連続タスクですので、今日は昨日のようなタフなタスクではなく、比較的ちゃちゃっと回れて回収も楽そうな盆地内周遊98キロタスクとなりました。

飛び始めてみましたら、コンディションは昨日とは全く違い抜群のコンディション。雲底3500mオーバー。風向きは弱いけど盆地内にアチコチから吹き込む向きらしく、いたるところにコンバージェンスラインができて進みながら上がりっ放しの場所などあり、そりゃあもうハイスピードなレースとなりました。今日の自分は、翼のコントロールが上手く行かずしょっちゅう潰してクラバットさせてしまい、その度にアクセルを緩めて直してなどしてて、やや遅れ気味。それでもトップ集団が見える位置で進んでいました。でも最後のターンポイントを獲りにいくときに北よりコースを取ったトップ集団がスタック、南よりコースの小集団はバカ上がりしていて、ここで一気に追いつくチャンス到来!南よりコースを進み、弱い上がり・遠回りコースな上がりを無視してずんずん畳み掛けるように先に先に進んでいきましたら、あれよあれよと気まずくなるほど下がってしまい自分も大スタック・・・折角のいい順位でゴール出来るチャンスを逃してしまいました。少し遠回りしても確実に上がるコース取りをするべきでした。急がば回れ・・・ですね。ただゴール直前に先頭集団には色々なドラマがあったようで、ギリギリの高度でゴールに向かった足下には、屍累々。。。たくさんのグライダーがゴール直前に降りておりました。自分は60メーターほどしか残りませんでしたが無事ゴォォオール。みんなと同じように降りてたら、、、今日で表彰台の可能性が終わるところでした。。。ゴール出来てホントに良かったぁ。まだ3日もあるのに上ばかりみて足下が崩れ落ちるところでした。
少し復活した成績はこちらから!
さて本日のトップゴールはなんと日本の廣川さん!素晴らしいです!快挙です!!
2005年から世界選手権に参加していますが、日本人トップゴールは初めてです!そして国別ランキングは、昨日の好成績も合わせて2位に躍り出ました!これまた初めてのことです。残り3日間、総合・国別・女子とすべてで日本が表彰台に乗れるよう、うーーーーんと頑張りたいと思います!

6日目のコンディションは東風がやや強く、雲底高度は平地で2300mくらい、山で2500mくらいといつもよりちょっと渋めな予報。でも今までの感じからすると行けちゃうでしょう!ということなのか、ドドーンと130キロタスクが組まれました。

この日はスタートはいい場所からでき、イマイチな上がりのサーマルも大集団の中で上位に君臨できと、まずまずな流れでした。上がりが弱く進みは遅いですが、このままゴールまで行けますように・・・と願っていたのですが、南のポイントの折り返し7キロくらい前から山際は南風の強風。尾根越えで煽られたら、一瞬バックするほどです。うぅぅーとライザーを握りしめて耐えていましたが、段々対地高度がとれなくなり、あきらめて戦線離脱したのでした。はぅー、、、無念です。この状況に陥る前にもう少ししっかり上げてから進めば良かったのに、状況の変化に気づかず周りの動きに釣られて走り出してしまったのが敗因です。ほんとにダメですね。自分にがっかりです。
がっかりな成績はこちらから・・・6日目の総合のタスクトップはなんと女子のペトラ!彼女は、今年のスーパーファイナルでもタスクトップを獲っています。いやーすごいです。現在、女子トップを爆走中のメレルちゃんもめちゃすごいんです。彼女たちのの爪の垢でも煎じて飲まなくてはですね・・・(ところでなんで爪の垢なんでしょ?)
気合い入れ直してまた頑張りマッス!

昨日、女子トップでしたのでブリーフィングでタスクウィナーの賞品をもらいました!総合はフランスのジュリアン。2人でにっこりパチリ。でも楽しみにしていたワインが貰えませんでした。。。昨日までは貰えていたのにがっくりです。
さて、この日のコンディションは北風がやや強めとのことですが、減率も良く雲底もピークで3000m位にはなるだろうとのことで、99キロタスクが組まれました。出たり入ったりしながらジグザグ南下していくタスクです。

この日の肝はスタート。沖からスタートを取ると、リスクはあるけど距離が相当短くなります。スタート前30分くらいから沖の上がりが抜群によくなりみんな一斉に移動したのですが、その流れに乗り遅れて遅め低めのスタートをしてしまいました。その後はトップグループが見える位置ではありますが、中々追いつけず、低く追いかけて上げきれずまた低く離脱と悪い流れの繰り返し。これは通常ですと途中で降りてしまうパターンの典型なのですが、ここクルシエボはもうサーマル天国でして、低く推移しているグループにも平等にサーマルを分け与えてくれまして、なんやかんやで無事ゴールにたどり着きました。ふぅ、良かった。

日本人全員ゴール!サポートの皆さんもホッと笑顔です。毎日ありがとうございます。
上位キープ中の順位はこちらから!この快晴続きは水曜日までとか・・・残りの日々も全力で頑張ります!

4日目も快晴!風は北がらみだけどそんなに強くないということで、山沿いを南下したあと北上、南下の112キロタスクが組まれました。ほんとに毎日毎日いいコンディションでスゴいところです。

スタートはドンピシャ!ちょっと後ろで高め、冷静に前の動きを見れる位置からスタートです。この日はなんというか感が働いて、周りより低くなってもセンタリングをずらした先が良く上がってとトップグループのまずまずの位置で北上ポイントに向かうことができたのでした。なんですが、ここでヨコシマな心が出現、グループは平野のど真ん中を進んでいたのですが、左に少しずれた山に向かうラインの方が上がりが良く、こちらにシフトしてトップグループに上から被せようとしてみちゃったのでした。そうしたら少しの間は上がりは良かったものの、段々下がり始め、ひゃー!もう追いつけなぁーい!というくらいグループと高度差がついてしまい、こうなったらグループと離れて山攻めで行こうとコースを切り換えました。山にはピンク/白エンツォの選手が先行していまして、ピンク/白はシャル様(堅実な飛び)かオグデン様(オゾンのデザイナー)かヤッセン様(切込隊長系)ですので、その中の誰かは分かりませんでしたがその人の読みに賭けました。その読みは大正解!山にいたピンク/白はオグデン様とヤッセン様の2人がおり、そんなに早く進めたわけではないのですが、特に低くなる事も無く、アゲンストの風に阻まれる事も無く楽々ゴォォーール。そしてトップグループはアゲンスト側からの攻めだったので途中で大スタックし多くの選手が遅れてゴールしてきたのでした。
ラッキー女子トップゴールはこちらから!総合女子の成績は3位まで上がりました!
この調子で益々頑張りマッス!!
世界選手権3日目。朝、少し高層雲ぽいのが張っていてどうかな〜と思われましたが、徐々に無くなりまたまたGOODな日となりました。83キロ、スタート後は平地のど真ん中を南に行って北に戻って飛行場ゴールです。

テイクオフはゲートがあって、準備が遅れると長蛇の列です。今回からチームリーダーのN島さんが、グライダーを持ってエスコートしてくれています。毎日ありがとうございます!

この日はテイクオフ直後の上がりがイマイチでなかなか雲底まで付けませんでしたが、5分前にブレーク、1分前に雲底につけて無事みんなとスタートできました。前の日のようにシャカリキにならないよう、写真など撮って心を落ち着かせてつつ進みました。

この日も大集団で移動。タスクを組んだ人は、雲底高度が高い山回りコースを選ぶ人がいるかもと期待して作ったようですが、東側の山はめちゃ雲が発達し、雨が降っている模様。時々稲妻も光るしで誰一人近寄らず。ほとんど一緒の皆で平地のど真ん中一直線のコースどりとなりました。
この写真はK本ヨシキさんが撮ってくれたもの。おそらく私と思われます。というのは、アルゼンチンの男子選手が全く同じ色のグライダーを選んでいまして、ハーネスまで一緒なんです。袖の色も青。違いはヘルメットの色だけ。この写真を大きくしてみたら腕が伸びきっているので私に間違いないです(腕が短いのでBライザーを持つのに腕が伸びきっちゃうんです)ありがとうございます!!

無事ゴール。トップから3分半遅れ、72位です。この日の反省は、前半は慎重かつ攻めも忘れずにという感じでい〜い位置で進んでいたのですが、最後の局面になって慎重になりすぎたことかな。周りの選手は行っちゃったけど自分はもう少し上げてから、で2分くらい使っちゃいました。でもトップグループの大物選手の何人かはゴール手前で降りちゃったようなので、これはこれで正解だったかもと思うのです。何しろ昨日の今日ですからね。まずは無難にゴールを毎日続けて行きたいと思います!
少し回復した順位はこちらから!まだ3日目。徐々に順位を上げられるよう頑張ります!
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