平木啓子の奮戦記

大会の様子やイベント事など、平木啓子とパラグライダーにまつわるお話を更新予定!

キシャダ挑戦13日目

今日は朝から雲がモクモク。でも予報的にはいいので粘ってたら劇的に晴れてくるはず!と期待して雲の下を踏ん張って飛んでいましたが、地表の高度があがって対地高度がとれなくなるタボーザという町の手前110kmあたりで果ててしまいました。
今日で13日間の挑戦終了です。直線距離飛行の日本記録と目的地直線飛行の女子世界記録を更新し、まずますの成果は上げられたのですが、、、うーん、まだまだ飛びたい!この挑戦、記録を出す!というのが第一の目的ではあるのですが、普段の自分はこんなに飛びに対するモチベーションが上がることはないので、色んな意味で自分にとってすっごく価値ある挑戦だと感じています。また来年も是非来たいです。皆さん、応援宜しくお願いしますね!

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今日は結構強めでしたが、テイクオフ待ちの長蛇の列。後ろに並ぶと強くなりすぎて飛べなくなる危険が。。。来年は更にパイロットが増えちゃうかも?

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雲の切れ間が見えて来たのでスタートしたのですが、その後再びカバー率98%。でも前例からすると、お昼前位からまた段々晴れ間が見えて来てよくなるのでここは踏ん張りどころと頑張ったのですがダメでした。

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ランデイングしてから1時間半ほどしたら、次第に晴れ間が。やっぱり。。。回収車に回収される頃にはこんなビューティフルディになりました。難しい日で400kmの日ではありませんでしたが一人だけ250kmほど飛んだそうです。

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回収車の中からきれいな夕日が見えました。一緒に乗っていたスゥエーデン人パイロットが「明日はビッグディになるだろう」と嬉しそうに言っていました。羨まし〜。
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キシャダ挑戦12日目

今日のテイクオフはいつもと違う雰囲気。いつもなら6時半に到着したときには既に2、3機飛んでいるのですが、今日は強風のあまりグライダーを開けている人がほとんどいません。うううううー。皆で集合写真撮ったりオノランくんの彼女の誕生日ということでハッピーバースディをみんなで合唱したりして時間を過ごしましたが、風は強さを増す一方。9時頃まで待ちましたが、午前中はテイクオフクローズになりフライト断念です。遂に飛べない日が来てしまいました。がっくり。海に行く車を出すので行かないか?と誘われましたが、明日最終日でも400キロ狙うつもりなので、体力温存のため行きませんでした。

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お昼ご飯は、ダビデやニコールちゃんらイタリア人チームと贅沢なレストランでランチ。ラム肉がめっちゃ美味しかったです。

明日、最終日。いい条件になっていい飛びができますよーに!

キシャダ挑戦11日目

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今日も昨日と同じようなコンディション。やたら暑くて上がらない。。。スタート時は雲があって多少は移動しやすかったですが、それでも1100mしかないので気を抜くとあっという間に地上人になります。本日はたくさん飛んでいたので皆でワイワイスタート、やがて椅子取りゲームのように先に進むにつれて段々数が減って行きます。私は最後の方まで生き残っていたのですが敢え無く86kmでランディングでした。またしてもボアビージェンて街。トップはどれくらい行ったことやら。

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降りる頃には、全くのノークラウド。ついつい頑張ってしまい、人里離れた所に降りちゃいました。
牛さんたちがジリジリ近寄ってくるのでちょっと恐怖。

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道には車の通りが全然なくて人の気配もなし。木に葉っぱがないので日陰もわずか。気温は35℃超え。砂漠のような中、お迎えがくるかとても心配でしたが2時間ほどで来てくれました。

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こんな感じの道をぶっ飛ばして迎えに来てくれます。
運転手さんのことをハズガッチと田舎の人たちが呼んでいるのですが、英語がしゃべれるブラジル人にどういう意味か聞いた所、あなたがいるところどこにでも迎えに来る人、って意味なんだって。なんか頼もしーい。どういう状況からこういう言葉が生まれたんでしょうね!


キシャダ挑戦10日目

今日は朝から晴れてはいるものの、うっすらと高層雲。テイクオフ前もなんだか上がりがイマイチ。
8時頃、雲がないまま1200mくらいで皆でスタートを切るも絨毯爆撃のようにアチコチに撃沈です。
私は46kmで終了。私が降りた所には他にも2機降りて来て村の子供たちは大喜びでした。
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高気圧どっぷりで熱波が来ているそうです。こんな時は風が強くて暑いだけで上昇はイマイチで記録狙いには向いていないそうです。確かに昨日今日と全体で100km超えすら距離が出ていません。
残りあと挑戦は3日。条件が良くなることを願うのみです!

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このお兄さんは、ブラジリアから来たブラジル人。すごいアンテナですよね、平地同士で30kmくらいは無線が飛ぶそうです。この方からしてもこの辺りの人々の親切さはアメージングだそうです。

今日は運転手さんもパイロットもみんなで休養日となりました。

キシャダ挑戦9日目

今日のテイクオフはいつにも増して強風。6時半頃に一時クローズに。いつもはテイクオフの順番まちでパイロットの長蛇の列(いつもは10人くらいしかいない感じなのに今年は現段階でなんと75人もいるらしい)なんですが、出ようと勢い込んでる人はまばら。私はもちろん勢い込んでる人。少し弱くなって再びテイクオフが開いたときに、待ってる人たちが先にでていいよ、と順番を譲ってくれてたおかげで私は無事上空へ。その後また強くなって私を含めた7機しか出られずに終了でした。

せっかく譲ってもらって飛ぶことができたのだからこの運をいかさなくちゃ!と張切って進んでいたのですが、コンディションはなんだか今ひとつ。風も朝のうちはあんなに強かったのにだんだんショボショボになってきて進めない上がらない状態。風向きも今ひとつバシっとしていなくてどっちに行こうかウロウロしているうちに降りてしまいました。ハー(すごく深いため息です)。本日は95km。なんだかダメーな巡りに入っちゃってる感じ。断ち切らなくてはですね。今日の良かった点は、強風みんなが見守る中、超かっこよく(と思う)出れたことです。

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こちらはお世話になったお家のテラス。調子に乗って食べているとその内お腹壊しそうと思い、今日はお昼ご飯を誘われても断ろうと思っていたのですが、聞かれることも無く用意されておりまして、ありがたく頂きました。
その後、ハンモックをテラスに吊るしてくれまして、お迎えがくるまでお昼寝しながら待つことができました。ありがたやありがたや。

キシャダ挑戦8日目

昨日は自分の記録更新に浮かれながら、お部屋でゆっくり休んでいたのですが、そんなバヤイじゃありませんでした。なんと、イタリア人のニコールちゃんが、2013年に自分が更新した直線距離の女子世界記録376kmを更新したのです。がーん。397キロ飛んだそうです。すごい。でもまだ400キロを超えていないというのが僅かな救いです。
今日はたくさんの人に今日はお前の日だ!400キロ超えろ!みたいに話しかけられ、ちょー気合いれて臨みました。

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今日は朝からおいしそうな雲がモクモクでていて7時半の段階で雲底1300m(このくらいになってからスタートする)、早々とスタート。行く先々に雲があり、そして今日はなんとシシリー島でガイドしてくれたダビデが一緒に飛んでいてお互い助け合いながら、60km先のマダレンに9時前に到着しました。いままでこの街にこんなに早く着いたことなんてありません!よーしこのまま突っ走るぞー!!とダビデと勢い良く先に突っ込んだはいいのですが、、、この後雲が全くなくなりあれよあれよと低くなりまして、僅か80km飛んだだけでランディングしてしまいました。。。はぁぁぁぁ。我々と一緒にいたその他3機も撃沈。このあと30分後に高ーくたくさんのグライダーが上空を通過していきました。ちょっと早すぎたみたい。なんともはや中々うまくいきませんです。がっくり。
上空を通過して行った中に、フランス人のオノランくんのタンデムも。本日は402kmとんでタンデムの直線距離の世界記録を更新したそうです。。。

気合入れ直して明日こそ400km超えをめざします!!

キシャダ挑戦5・6・7日目

5日目のブログは、早く帰って来たので結構沢山書いてアップしたつもりでしたのにアップできてなかったようです。がっかり。ダメな日は一日だめなのですね。ということで3日分、まとめて書きます!

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で、5日目はというと、250km先のピアウイ州は雨予報。この辺りも朝はどんより雰囲気で今日はダメかな。。と思いきや、8時頃から晴れだしてバンバンのコンディションに。朝のうちの雲底はさほど高くはなかったけれど、上昇率が良くて、雲も程よい感覚であちこちに並んでいて。なになに今日はめっちゃ行けそう!!とルンルンで飛んでいたのですが、ボアビージェンを過ぎたあたりからあれよあれよと低くなり、え?うそでしょ?こんなに良さげなのに??と現状を受けいられないまま敢え無くランディングしてしまいました。11時半、112キロで終了です。がっくりです。本日から今年コロンビアの世界選手権で優勝したフランス人の若いイケメンお兄ちゃん・オノランが参加しはじめたのですが、今回は彼女とタンデムでの記録挑戦とのこと(今年はタンデム挑戦がやたら多い。5機以上)なーんだタンデムか、、、なーんて思っていたらサクっとおいて行かれてしまいました。はぅー。彼はこの日380km飛んでタンデムの世界記録にわずか7km届かなかったそうです。格が違います。クロスカントリーはグライダーじゃないということを思い知らされました。

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ダメダメな日は、ランデイングもダメダメで超狭い所に無理矢理降ろす羽目になって結構危なかったです(結局、翼端を木に引っ掛けて少し破いてしまった)。がっくりドローンとしていたら、おじさん一人と若い女子たち10人くらいがワイワイ助けに来てくれて、何が可笑しいんだか分からないけどゲラゲラ笑ってる彼女たちを見ていたら気分が少し晴れました。なんで女子ばっかり?と思ったらおじさんの娘2人のところにお友達が遊びに来ていて、そしたらパラグライダーが降って来た!って感じだったようです。ブラジルって、男子と女子が結構大人になるまで別々に遊ぶみたいです。
さてこの日もお昼頃に降りてしまい、お世話になったおじさんの家で昼飯を食べるか?と聞かれたのでケロ〜コメール!と喜んで頂きました。ブラジルの田舎の人たちはほんとにほんとに親切で幸せそうです。このおままごとセットのような台所(建物・屋根はスカスカ)ですが家族4人分の食事をまかっているんですよね。背中に入れていたぬるい水を飲もうとしたら、うちのには冷蔵庫があって冷たい水があるからそっちを飲んだらいい!と自慢げに勧められました。

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木に引っ掛けて破けた穴を修理していたら、インテークの表側のアチコチに小さな破れが。。。効果あるのか分かりませんが取りあえず穴が広がらないようにリペアテープ貼っておきました。はぁ。

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さて6日目。今日は風が強くてスカッと晴れて昨日よりも絶好のクロカン日和になるだろう!と皆が予想していました。確かに風は強いんですが、雲が全然ありません。1500mに強烈な逆転層。これに圧迫されて下層は風が強くてサーマルはちぎれちぎれ。上げきったら荒れ荒れ。なんかこれって2日目に似てる??でも今日こそボアビージェンにランデイングは避けたい!(5日間中3日もボアビージェン近郊に降りている)と荒れている中踏ん張っていました所、鳥さんたちの助けもありましてなんとか危機を脱し、200km地点のクラテウスに到着。

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この頃からようやく地面があったまって来たようで、逆転層も弱まって2000mくらいまで押し上げられ、雲もちらほら。そしてクラテウス到着時間は意外に早い13時!グライドなんかほとんどしないでチョコチョコサーマル拾ってばっかりだったのに、時速40km/hくらいで進んでいる計算。風が強いってすごいですね。なんだか記録狙えそうな雰囲気になってきました。

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セアラー州からピアウイ州へ。ピアウイの台地の上には美味しそうな雲がモッコモコ。これは行けちゃうんじゃない!雰囲気がビンビん!!雲底は2400mから最後は3000mまで上昇。風がほとんど吹いていなくて中々距離は伸びないけれど降りちゃう雰囲気は全くなし。まずは目的地直線距離(飛ぶ前に通過ポイントを宣言する)の女子世界記録(285km)のブレーク(301km)は余裕で達成!!まだ少し時間があるので自分が一昨年たてた日本記録、332kmのブレイクも狙うことに。今の位置からあと25km飛べば345kmになるので更新できる、なので今乗っている上昇気流で17:00まで上げて3000mになれば地表との高度差2500mくらいになるので滑空比が1:10なら25km進める、降りるまで沈下率1.5m/Sとしたら約1600秒、26分くらい、ということはランデイング17:30で日没(17:50くらい)に間に合う!と疲れた頭で複雑(?)な計算をして最終グライドに入りました。あんなに緻密(??)に計算したのですが、結局3200mまであがり地表高度は200mしかなくて高度差3000m、若干追い風なので滑空比は1:10以上、夕方のアーベントがでていたので沈下率1m/S以下、とすべての予想が大はずれではありましたが、無事353km飛んで日本記録更新に至りました!パチパチパチ!!今はログの監査を受けている最中なのでまだ確定ではありません。またこのあと日本航空協会の監査も受けなくてはいけないので本格認定まではまだ少し時間がかかりますが、まずは第一目標達成しましたことをおしらせしますです!!

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7日目の朝は車の中で迎えました。353km飛ぶのに10時間20分、回収車を待つこと4時間(お世話になったブラジル人のお宅で今度は晩ご飯を頂いちゃいました)、帰りは車で800km11時間、宿に帰り着いたのは朝の9時でした。今日こそ強い風、ステキな雲たちでしたがホテルのお部屋で休息日です。

明日からまた更なる距離に向けて頑張ります!

うれし恥ずかし353kmのログはXCGlobeのこちらからみれます

キシャダ挑戦4日目

今日は朝から雲量が多く暗ーい雰囲気。なんでも昨日飛んでった200km先のピアウイ州は午後から雨予報らしく記録狙いの日にはならない模様。私も昨日の帰りが遅くて寝不足なのでのんびり準備してフライト。今日も風が弱めで朝から沢山のパイロットがテイクオフしておりました。
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テイクオフ前はこんな感じ。ドローン。

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スタート方向。ところどころに晴れ間はあるものの雲のカバー率80%以上。こりゃいかんということで、今日は苦手な腐海の谷の攻略練習だ!と北西を目指しました。

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すごい曇りなのに所々にリフトあり。弱ーいのを丁寧に拾いながら回していたら本流の西方向に流され、昨日も一昨日もお世話になったボアビージェンという街に到着。一昨日降りたサッカーグランドに降りようかとも思いましたが、同じ人々に会いそうで恥ずかしかったので少し先に行くことに。そうしたらこんな曇りなのに+5m/s近くの強いサーマルに当たり、もしかして急速に雲が発達しはじめたんじゃないかと恐ろしくなって大慌てで降りちゃいました。結局なんてことはなかったようですが。(一昨年だかにYちゃんが同じような状況で同じようなことをいってました)それでも90キロのフライト。初めて通ったルートなので価値ありました。

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降ろさせてもらった農家のお家で回収車を待っていたら、お昼ご飯を食べないか?と誘われ頂くことに。なんて名前の料理か分かりませんでしたが、鶏肉と何かネバネバ素材のもの(オクラかも?)が入っていて激ウマでした。
昨日、「〜したい」という単語、「ケロ〜」を覚えたばかり。例えば「ケロー ベベー セルベージャ」(ビール飲みたい)、「ケロー イール バニエロ」(トイレ行きたい)
ご飯食べるか?と聞かれた様子だったので、たべたいたべたい!と早速使って表現したかったのですが、如何せん食べるという単語がすぐに出てこなくて慌てて「ケロケロ〜!」と言ってしまったら一瞬の沈黙のあと大爆笑でした。日本人的にはカエルかお前は!ってつっこみでしょうか。自分でも可笑しくて涙でました。でも気持ちは通じたようです。

プロフィール

平木啓子

Author:平木啓子
☆スカイ朝霧パラグライダー
 スクール インストラクター
☆パラグライダー選手として
 世界各地の大会で奮戦中
☆2009年、2013年 
 ワールドカップ
 女子世界チャンピオン
☆北海道出身
☆静岡県在住

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