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平木啓子の奮戦記

大会の様子やイベント事など、平木啓子とパラグライダーにまつわるお話を更新予定!

出国できず

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本日は風向きが南に変わったので、ポルトガル国内を北上するタスクとのことでしたが、途中から南西が入るのでそこで最終ターンポイント(100kmくらい)通過させて進路を北東へ切るタスクに変わりました。ということでやっぱり今日もスペインゴールのなんと212kmが発表されました。雲底予想は4250m!(でも高度制限があるので3200までしか上げてはいけない)イヨーッシ!と気合いをいれて飛び出したんですが、なんだか昨日までと違って上げきれないままズルズル、みんなともハグレてしまい、低い所で汗だくになりながらひとり奮闘したのですが、72km地点で敢え無くランディング。本日は国境越えならず。。。残念です。ゴール者は、まだパラを初めて3年、20歳のポルトガルの星(ポルトガルのパラ界も相当高年齢化してるそうです)ただ一人でした。今日はゴールできませんでしたが、この大会、なんか楽しい!

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ここポルトガルでもセンタリングしているとどこからともなく鳥さんが現れて一緒にセンタリングしてくれます。でも鳶ほど上手じゃない感じ。すごく近くを飛ぶのでもっと大きい写真を撮りたいのですが、中々うまく行きません。

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村の道を占拠する羊たち。脇によけている車にゴンゴンあたりながら、通過して行きました。
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今日も100km、スペインへ!

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今日も国境超え、100キロタスクです。昨日とコースはおんなじで、途中のシリンダー半径が4キロから3キロに変わっただけでした。地図をよく見てみるとゴールとなるポイントは、ポルトガルに3個、スペイン17個。風向きからいくとスペイン以外のゴールはほとんどない感じです(^^)

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今日もバンバンで楽々ゴール。昨日はスタートに間に合わなくて(言い訳をすると、広げた位置が後ろすぎて中々でられなかったのです。)一人旅になってしまい苦労しましたが、本日はトップ集団とレースできました。最後のファイナルグライドは、上昇のきついコンディションのなか、アイスピークを駆るポルトガル人と意地のアクセル勝負!どっちが競り勝ったかまだわかりませんが、2位か3位でゴールできました!
高度制限の高度(3200m)を超えないように飛ぶのが一番大変、ってくらいにいい条件なのになんでコンディションがイマイチなので、、、っていってるのかと不思議だったんですが理由がわかりました。回収車のドライバーの賃金が土日は凄く高くて3台か4台しか雇えないため遠くまで飛ぶとその日のうちに回収できないからだそうです。100kmって十分遠いと思うんですけどね。明日は人数も減るし車も増えるしで150kmタスクだ!って張切っていました。

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手前のライトのせいでちょっと見えづらいんですが、木星と金星が夜空に浮かんでおりました。

再びスペイン

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ポルトガルリーグ大会初日。土日は参加者が増えるということで、今日は40名ほどが参加していました。
本日の最高気温予想なんと45度!!風も強くなく暑いのなんのって。日陰のないところに途中で降りてしまったら大変なので、くれぐれも道から大きく逸れない所を飛びなさい、と注意されました。
さてタスクはというと、ローカルだからと侮れません。イマイチの条件といいながら100kmのタスク、そしてゴールはなんと国境を超えたスペイン。ここから国境は50kmくらいしか離れていないから仕方ないんだよ、とオーガナイザーのお言葉ですが、なんつーかパラありきって感じですかねぇ。

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ここは全域に高度制限があって3200m以上上げちゃうと完全失格。2000mあたりだと汗かくくらい暑く、2500mくらいからようやく快適になるのに、すずしーと楽しむ間もなくサーマルを離脱しなくてはなりません。もっと思いっきり上げられたらもっと早くゴールできるのに。。。わたしはギリギリセーフでしたか何人かは3200m超えちゃってどうせ0点だからそのままあげちゃえ!って3500mまで上げてゴールまで来ていました。この人たち、レースをしに来たというよりは、クロカン楽しみに来てる??

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ゴールはホテルの脇。許可をとってるんだかとっていないんだか。ホテルではスペイン人の結婚式が上げられていました。式場の横のきれいな芝生でパラグライダーを畳む汗だくのポルトガル人(+日本人)。こんなのが許されるっていいですねえ。

カステロ・デ・ビデ

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カステロ・デ・ビデはとっても雰囲気のいい街です。路地に入ると中世に迷い込んだみたい。夕方涼しくなってから街をブラブラです。観光地のようで、ドイツ人のお年を召した方達ががたーくさん。レストランの給仕さんは、英語は話せなくてもドイツ語は大抵話していました。

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この色、この古さ、私の中のポルトガルのイメージ。

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カステロ・デ・ビデは、山の中腹にある小さな街。回りには更に小さな村が点在するだけの超田舎。なのにスーパーにこの魚介類!これは食が期待できます!!

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なんですが、未だに美味しいものに出会えていません。2晩続けて外してしまいました。フライドポテトが大量についてくるのと、お肉を何故かバターで焼いているのに辟易です。観光地のせいかお値段も高め。。。来年のツアーのためにステキなレストラン見つけなくちゃ。

ポルトガルへ

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今日はマラガからリスボン、そしてポルトへと飛行機を乗り継いでポルトガルに移動してきました。マラガーリスボンは双発の小さな飛行機。私のパラグライダーが大荷物に見えます。大分揺れました。

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今回は、競技でヨーロッパに来るようになってから初の試み、一人ぽっちでレンタカーを借りてポルトガルを回ってみることにしました。車はかわいいスマート君。なんと借りたとき11kmしか走っていない新車でした。が、本日300kmも走ってしまいました!

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1週間、カステロ・デ・ビデという村に滞在してポルトガルリーグ(25人くらいしかエントリーしていない)に出ます。どうなることやらです。

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軒下にすごく沢山のツバメの巣があったのでパチり。その下に車をおいちゃったら、、、ですよね。

グラナダとお別れ

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エミさんのお家で大分寛いでしまいました。昼は40度近くまで気温があがるのに、なんとお家は冷房なしでOKなのです。朝晩は涼しい風が吹き抜けますし、日中気温が高くなったら窓を閉めて暑い空気が入らないようにするのです。午後の暑い時間にひんやりしたおうちの中でするシエスタは極上でした。お家のプールからはテイクオフが見えます。うーん、うらまやしい。

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股関節の調子がイマイチなので、エミさんのスポーツトレーナーさんに整体をしてもらいました。この方、ローラースケートか何かのスペインチャンピオンだそうで、超マッチョ!ぐぐっと押さえこまれて痛くて逃れようとしても、全く身動きとれませんでした。

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最後の日は雲が超発達!それでも雨は降りません。風もそんなに強くならずでほんとに毎日晴れはれ晴れのグラナダでした。

ツアー終了

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朝5時にホテルを出発してマラガ空港へ。メンバーのうちの3人はこのあと3日間バルセロナ観光へ。残り3人は成田への帰国の途に就きました。そして私は3日間、エミさんのお家でお世話になります。戻ってからエミさんのお家でお昼寝して起きたら、お空はモクモク発達中。でも今日はフライトなしなので関係ありません。ツアー中はほんとに条件に恵まれた大充実のツアーとなりました。

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スーパーでお買い物。グラナダのスーパーは魚介類が充実です。そしてハモン(生ハム)コーナーがスーパー内に!足1本、日本に持って帰りたいものです。

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電柱にかけられた看板。登ると感電するぞ!って注意のようです。国それぞれ、いろんな注意の看板があっておもしろいですよね。

アンダルシアツアー6日目

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本日のスタートは、オリーブオイル工場見学。といっても大きな工場ではなく、ガイドのエミさんのお知り合いの個人経営のところ。200年以上前からオリーブオイルを作っていたそうで、最近のシステムと昔使っていた道具とを両方見学できてとても興味深かったです。戦後の日本の産業の発展を支えた御仁たちは、リベット止めのタンクに感動していました。

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ここを経営するのは80歳のぺぺさん。エミさんの古いお友達。オイルを買いに日本人が来ると聞いて、パンや生ハムや自宅のサクランボ、自家製葡萄酒などを用意して歓迎してくれました。このパンにオリーブオイルをつけて食べると、それはもう絶品でいくらでも食べられてしまいます。オリーブオイル、大量購入しました。無事日本につきますよーに!

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本日のフライトは、まずはM香さんのタンデムから。今回ドライバーをしてくれていたホルヘはプロのタンデムパイロットでもあるのでお願いしました。Fビオさんの奥様のM香さん、今回の旅でパラに目覚めるかもしれません。
条件は、最初渋めだったのですが徐々に良くなってあとちょっとでシェラネバダトップアウト!だったのですが、夕方にアルハンブラ宮殿観光を予約していたので時間切れ。ちょっと残念ではあったのですが、毎日晴天ソアリングし放題の6日間でしたので、みんな大満足でランディングしました。

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アルハンブラ宮殿入場。精緻な彫刻は見事でした。



アンダルシアツアー5日目

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今日のスタートは、オリーブ工場でのお買い物(酢漬けの実の瓶詰めの方)。とあるバーで食べたオリーブの実がとーっても大きくて美味しかったので買えないかと聞いたところ、このお店を紹介してくれたのでした。日本に輸入したらうけること間違い無しの美味しさです。

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今日のフライトはグラナダ。順風の西風、風速も最大で25km/hと強くならない予報なので時間制限なしで思う存分フライト。上昇も凄く良く、雲底4000m近くまで達し、イベリア半島の最高峰シェラネバダ3400mをトップアウトすることができました。

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逆転層の近くは結構グラグラ。遠くにはマラガの海、そしてアフリカ大陸が見えるとのことでしたが、見えたのか見えなかったのか分かりませんでした。

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昨日はライトアップされたアルハンブラ宮殿を見たので、本日は空から。

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降りてから遅めの昼食(4時)、本日のBIGフライトにカンパーイ。
デンデン虫はこの辺りでの名物とか。ほろ苦くて、貝みたいな味でおいしいです。もう一つはアロッゾなんとか?とかいう料理でパエリアより雑炊に近いような水分の多さですが、めちゃおいしかった。パエリアはバレンシア地方の料理でここアンダルシアではこの料理法が主流とのこと。スペインの食うまし!





アンダルシアツアー4日目

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今日はグラナダから70kmほど離れたエリア、ペガラハールへ。この県は、オリーブ産業で成り立っているとかで、そりゃーもうとにかくオリーブの木だらけ。こんな所に植えても収穫できないのでは?なんて所にも畑は広がっていました。
フライト条件は、とーってもよくてオリーブの香りを嗅ぎながら悠々お空を楽しみました。

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グラナダに戻ってから、お土産を買いにおでかけ。アラブ街やカテドラルに行きました。今日の気温は38度まで上がってひゃーって感じでしたが、乾燥しているので日陰はとっても過ごしやすいです。

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本日の締めくくりはタブラオ。ロマ族が住んでいたサクラモンテの隠れ家的洞窟のタブラオでフラメンコを堪能しました。今日もホテルに帰り着いたのは午前さまです。
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プロフィール

平木啓子

Author:平木啓子
☆スカイ朝霧パラグライダー
 スクールインストラクター
☆パラグライダー選手として
 世界各地の大会で奮戦中
☆2009年、2013年 
 ワールドカップ
 女子世界チャンピオン
☆北海道出身
☆静岡県在住

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